御英靈のお話7 小森一之 命

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昭和二十年七月二十八日
沖縄南東海域にて特攻戦死
海軍甲種飛行予科練習生第十三期生
東砺波郡福野町出身 十九歳

遺芳館アナウンスガイド7
小森 一之命(こもり かずゆきのみこと)
 海軍少尉
 海軍甲種飛行予科練習生第十三期生
 回天特別攻撃隊多聞隊
 昭和二十年七月二十八日
 特攻戰死 福野町出身 十九才
 

 回天特別攻撃隊多聞隊は潜水艦六隻で編成され、昭和二十年七月中旬から逐次出撃していきました。「伊五八潜(いごじゅうはちせん)」の艦長は橋本以行(もちつら)少佐で、回天搭乗員は伴修二中尉、水井淑夫(よしお)少尉、林義明一飛曹、小森一之一飛曹、中井昭一飛曹、白木一郎一飛曹の六名でした。
 沖縄南東海域において索敵中の「伊五八潜」は七月二十八日、水平線上にマストを発見、駆逐艦を伴つた大型輸送船が近づいてきました。回天の伴中尉の一号艇が発進作業に手間どつた為、二号艇の小森一飛曹が先に、十四時三十一分、「有難うございました。」の言葉を残して発進していきました。続いて十四時四十三分、伴中尉が「天皇陛下万歳!」と声高らかに唱へ発進しました。両艇のスクリュー音が順調に聞こえて遠ざかつていきました。
 七月二十八日、回天特別攻撃隊多聞隊「伊五八潜」(伴修二中尉、小森一之一飛曹)の回天二艇が、パラオ北方で米駆逐艦ローリーを見事撃破したのです。小森一之命は回天搭乗員の戰死者中、唯一の富山県出身者でした。
 
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遺  詠
海原に 神つ潮を わきおこし 巻きて沈めん 醜(しこ)の醜艦(しこふね)
 
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 ここで「伊五八潜」と、その艦長橋本以行海軍中佐について付け加へておきたいと思ひます。多聞隊として「伊五八潜」に乗り込むや否や、小森一飛曹は橋本艦長に出撃に際しては「年の一番若い自分を一番に命じて下さい、お願ひします。」と繰り返しお願ひされたとのことでした。又、この「伊五八潜」は山口県平生基地に戻る途上、大型艦を発見し撃沈しました。これが戰後広島・長崎に投下された原子爆弾をテニアンに運搬したとされる特殊任務行動中の米国巡洋艦「インディアナポリス」であつたのです。
 尚、橋本以行氏は京都梅宮大社の宮司でした。平成十二年十月二十五日九十歳にて逝去。
 
 
◆『原爆に一矢報いた回天多門隊』
- 伊五八潜のあげた奇しき大戦果 元第六艦隊参謀・鳥巣建之助
http://ameblo.jp/donadona98/entry-11054983471.html
↑これは小森一之命の所属した回天多門隊-伊五八潜の詳細な記録です。是非ご覧ください。



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