富山縣護國神社
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三田村有純東京藝術大学教授講演会のご報告(平成28年5月25日 )

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 5月15日、月次祭竝に朝粥神事齋行後の午前8時より、「大和言葉にみる日本の心」と題して講師に三田村有純東京藝術大学教授をお迎へして特別講演会を開催致しました。
 この講演会は、東京藝術大学美術学部教授であり、江戸蒔絵赤塚派十代継承者、日本文化財漆協会常任理事など美術伝統工芸に深く携はり、特に後世のため次世代の若者に大和心を紡ぎ育ててをられる三田村先生から、大切にしなければならない日本の心を守り伝へてゆくことの重要性を、分かりやすく教へていただきました。先生は、普段使つてゐる言葉を日本古来の読み方にすることで先人が込めた思ひを読み解き、日本の心として伝へる大切さを訴え、現在は陶磁器が多い「飯茶碗(ちゃわん)」はかつて木製の「飯椀(めしまり)」だつたと指摘。命をいただくといふ心を込め、両手で器を包み込むやうに持つのが本来の作法であつたが、器が陶磁器に変はつたことで持ち方も変はり、日本の心が伝はらなくなつた」と話され、実際に熱湯を入れた陶磁器と木椀を持ち比べ、来場者一同納得してをりました。またご自身で作られ「雪・月・華」と名付けられた漆塗りの三つ組の盃を、神社に奉納していただきました。過去・現在・未来永劫の誓(うけ)ひが込められて作られた盃は、結婚式の「誓ひの盃の儀」に使はせていただきます。
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 特別講演に先立ち、毎月15日に齋行の月次祭に参列、特に祭典後に致してます朝粥神事は、34年前より始めて第410回目を迎へ、初めて石川県輪島市の高名秀人光氏が作られた漆塗りの「お椀」と、檜が素材の福井県若狭産の「祝ひ箸」を用ゐて、「わらび粥」をいただきました。崇敬会へ入会いただきますと、月次祭・朝粥神事へどなたでも参列できます。入会ご希望の方は社務所076-421-6957までご連絡ください。
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