富山縣護國神社
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植樹祭・記念植樹のご報告(平成30年6月8日)

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 明治維新百五十年・御創立百五周年の記念事業として、第六十八回全国植樹祭の大御心をいただきまつり、特別に富山県農林水産部森林政策課の配慮により「立山森のかがやき」と「コシノフユザクラ」の若木を準備して、植樹祭と記念植樹を5月28日に齋行、富山県議会の山本徹副議長、石灰昭光高岡市連合遺族会長をはじめ神社役員、県議会議員、市議会議員、崇敬会員の三十人が参列して齋行されました。
 植樹祭では、参列者一同國歌を斉唱し、宮司が祝詞を奏上、代表者らが明治維新の戊辰の役から大東亜戰爭まで戦歿された御靈に玉串を奉りて拜礼しました。引続き、社殿南側神苑を「かがやきの森」と名付けた植樹祭会場に移動して、神苑清祓ひを行ひ、天皇皇后両陛下お手植ゑの樹木より、優良無花粉スギ「立山森のかがやき」と「コシノフユザクラ」の六本の樹木を参列者一同で記念植樹し、豊かな森になるやうに祈りながら、記念の行事を祝ひました。
 その後、参集殿に移動して宮司が「記念の年に當つて、昨年の全国植樹祭をあらためて振り返り、昭和天皇様が昭和22年11月に地方巡幸で富山を行幸啓遊ばされるに當り、急遽県林務課員であつた金田金治さんの許に「アス ソチラデ ヘイカガ オテウエサレル ジユンビタノム」と電報が届き、細入村村民あげてカンテラの光だけを頼りに行はれ、夜明けとともに準備が終り、翌昭和22年11月1日、立山杉三本をお手植ゑされました。これがきつかけとなり、昭和25年より毎年全国持ち回りで開催されることになりました。このことに思ひをいたし、神苑を杜として整備し、豊かな自然を後世に引き継いでゆきたい」と挨拶しました。
 引続き記念講演を開催、富山県農林水産部森林政策課森づくり推進班長の山下大樹氏より、第68回全国植樹祭の様子を中心に講演いただき、富山県と全国植樹祭の歴史や準備から式典の状況にいたるまで詳しく知ることができました。
 天皇陛下におかせられましては、改良によつて作られた花粉をまつたく飛ばさない品種のタテヤマスギの苗木をお手植ゑ遊ばされたときのことをお詠みになられました御製「無花粉のたてやますぎを植ゑにけり患ふ人のなきを願ひて」を畏くも富山県へ御下賜遊ばされました。会場の魚津市桃山公園には、御製碑が建立されてをります。
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魚津市桃山運動公園に建立された御製碑

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