富山縣護國神社
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第20回廣德塾のご報告(平成30年7月18日)

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 年に二回春と夏に未就学児から小中学生を対象に開催してゐる勉強会、「廣德塾」を7月16日に開催、第20回を迎へた今回は、年少から小学六年生まで16名の塾生と父兄16名の32名が参加しました。「廣德塾」は、旧富山藩第六代藩主前田利與(としとも)公が創設した藩校「廣德館」より命名。
 はじめに手水の儀を行ひ社殿にて正式参拜を齋行、参集殿に移動し、講座1「宮司講話」より勉強の時間が始まりました。宮司は、御代替(みよがはり)が来年5月1日に迫つてゐることにかんがみ、平成の御代に生まれた皆さんが初めて経験する重大な時期がくるといふことを説明しました。剣璽等承継の儀に始まる一連の國の儀式が行はれ、11月14日・15日に天皇陛下御自ら行はせられる「大嘗祭」について、その重要性を力説しました。さらに参加者全員で「ダイジョーサイ」と大きな声を出して唱和しました。
 講座2「論語を学ばう」では、とやま論語を楽しむ会代表の青木順子先生から学び、學而第一を素読した後、「勉強する」「仲良くする」といふことについて、前者はみんなが幸せになれるやうに知識を養こと、後者は礼儀を重んじて接することが大事であるといふことを教はりました。そして、先生が作成した漢字一文字のパズルを組み立てて、その文字が記載されてる箇所を本から探し出し、その章句を読み上げして楽しみました。
 講座3「そろばんを学ばう」では、日本珠算連盟富山支部長の森本睦子先生より教はり、各そろばん教室の先生方も付き添ひながら、姿勢を整へ基礎を習ひ、足し算や引き算をして学びました。
 次に体験講座1「生け花を学ばう」では、華道草月流の栂野惠秀先生より教はり、ペットボトルを熱で溶かして作られた器に、各自がシールを張り付けて花器を作り、スモークグラス、ガーベラ、オーニソガラム、ひまわり、なるこゆりの花々を教はりながら思ひ思ひに生けこみました。花は人と接するのと同じ様に声を掛けたり手を掛けることが大事であるといふことを学び、生けられた花は参集殿の四隅に展示され、それぞれの作品は、初めてとは思ぬほど上手に生けられてをりました。
昼食では、各自家庭で作つていただいた弁当を、本居宣長が詠まれた食前食後感謝の唱へ詞を一同で唱へ、いただきました。
 午後より体験講座2では、自然を様々な感覚で楽しむ「ネイチャーゲーム」を日本ネイチャーゲーム協会の萩原裕美先生より教はり、境内の緑陰に移動して、カードに彩られた様々な色彩を自然の中から見つけ出したり、様々な生き物や土、葉、海、山など自然が描かれたカードで、「繋がり」を考へながら楽しむゲームを教はり、三十七度の氣温の中ではありましたが、塾生たちは様々な繋がりを考へて意見を述べたり、みんなで助け合ひながら、元氣にネイチャーゲームを楽しみました。
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 終了式では、宮司より修了証をいただき、生け花の作品は、お花と器をいただいて、廣德塾が終了しました。富山市は今年一番の猛暑日となりましたが、境内には子供たちの楽しい声が響き渡つてをりました。
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 次回は、三月下旬に開催します。

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