富山縣護國神社
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第19回元服立山登拜のご報告(平成30年8月27日)

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 8月19日(日)から21日(火)の三日間、明治維新150年記念・第19回元服立山登拜を開催、小学校4年生から中学校2年生までの隊員7名が参加、立山ガイド協会会長の佐伯高男様、立山ガイド協会の佐伯知彦様にガイドしていただき、開催いたしました。
 浄土山、立山本峰、別山の立山三山の縦走を目的に開催してゐる元服立山登拜であります。今から150年前の三月十四日に明治天皇様が天神地祇にお誓ひ遊ばされました「五箇条の御誓文」、その一つ「舊來ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クべシ」により明治5年に太政官から女人結界撤廃のおふれが出され、明治6年、深見チエといふ女性が初めて立山に登拜されました(参考:廣瀬誠著「立山のはなし」)。明治維新150年記念として今回は当時を偲び、初日に追分から室堂までの旧道を歩いて登拜する行程で計画しました。
 初日は、午前6時30分に集合、社殿に移動して結成式を齋行。参拜、御守り・はちまき・隊旗の授与を行ひ、宮司挨拶、隊長訓示、富山みらいロータリークラブと富山南ライオンズクラブの両会長より激励の言葉をいただき、多くの方々の見送りの中バスで神社を出発しました。千寿ケ原の立山駅でガイドの佐伯高男さん、佐伯知彦さんと合流、自己紹介を行つた後ケーブルで美女平まで移動、高原バスで追分まで移動しました。準備体操、靴紐やリュックの点検を行ひ、登拜が始まりました。六禅定の一つ、一の谷から獅子ケ鼻までの鎖場(鎖禅定)を達成してはじめの難関を登拜した後で昼食。そして天狗の鼻・鏡石平・天狗平・大谷・を経て室堂まで進みました。天狗平山荘では、御主人の佐伯賢介様から激励の言葉をいただき、また途中、天狗平から祖父母の手伝ひで来てゐた金山じょうじ君といふ5歳の男の子が合流して、元氣に掛け声をかけ疲れた隊員たちの励みになりました。室堂では、初日のみ参加のみらいロータリークラブ7名の皆様より激励の言葉をいただき、宿泊先の室堂山荘へ移動しました。
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 二日目は、室堂山荘の御主人佐伯千尋様より激励の言葉をいただき、過去の山と云はれる浄土山へ向けて登拜。途中大きな岩場を攀じ登りながら登頂。戦歿御英霊の祀らてゐる「軍人靈碑」にて参拜、國歌斉唱、隊長が150年前の東アジアの地図を用ゐながら「軍人靈碑再建の記」を読み聞かせ、亡くなられたたくさんの方々のお蔭で、今の平和があるといふこと植民地からたくさんの国々が独立されたといふことを話し、正しい過去(近現代史)の話を伝へました。一ノ越前で隊友会富山支部の皆様とすれ違ひ、隊員を励ましていただきました。次に一ノ越を経由して三の越にある「昭和天皇御製碑」前で「立山の御歌」を奉唱、皇居を遙拜いたし、現在の山と云はれる立山本峰頂上の雄山神社峰本社まで登拜し、雄山神社の増川権禰宜様に「元服成就祈願祭」を齋行していただき、頂上達成の現在の喜びをかみしめ萬歳三唱を行ひました。そして雄山神社様の御厚意により社務所で昼食を取らせていただきました。次に大汝山、富士の折立、真砂岳を縦走して宿泊先の内蔵助山荘に到着。到着前、少し雨に降られました。雨はすぐ止み、夜は美しい星空と富山平野の夜景を見ることができ、疲れが癒されました。
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 三日目早朝、御来光は残念ながら拜むことができませんでしたが、内蔵助山荘御主人佐伯常行様より激励の言葉をいただき、未来の山と云はれる別山へ。全員が美事に立山三山登頂を成し遂げ、その三山登頂の自信を糧に、これからの大きな目標に向けて誓ひを新たに参拜、達成の萬歳三唱を行ひました。また、別山から望む景色は富士山から能登半島まで望むことができ、数々の登拜の中でも初めて見る光景でした。立山連峰はもとより後立山連峰、県内の山々や平野、富山湾が一望でき、あらためて私たちはこの美しい自然の恵みに生かされてゐるといふことが実感できる光景でした。別山乗越、雷鳥坂を経て雷鳥沢ヒュッテにて昼食と入浴をし、御主人の佐伯寿一郎様からねぎらひの言葉をいただきました。エンマ台では元富山森林管理署長の松久卓様と合流。松久様から地形の成り立ちや高山植物について解説していただきました。そして、室堂に建立された「秋篠宮殿下お歌碑」(「立山にて姿を見たる雷鳥の穏やかな様に心和めり」)の前で富山交聲合唱団の佐藤進様が謹作曲された「立山にて」を奉唱、皇室の彌榮と雷鳥の保全について祈念申上げました。午後4時、神社へ到着。終了式を行ひ、全員が無事に全行程を終了することができました。
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 ガイド・サポーターの皆様を始め、御協賛御後援いただいてをります富山縣護國神社崇敬会様、青空のみの市実行委員会様、富山みらいロータリークラブ様、富山南ライオンズクラブ様、立山黒部貫光株式会社様、報道各社の皆様のお蔭をもちまして、無事に開催できましたこと、篤く御礼申上げます。ありがたうございました。

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