富山縣護國神社
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第20回元服立山登拜・記念式典のご報告(令和元年8月26日)

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 8月20日(日)から22日(火)の三日間、第20回の節目を迎へた元服立山登拜を開催。小学校4年生から高学校1年生までの隊員7名が参加、立山ガイド協会会長の佐伯高男様、立山ガイド協会の佐伯知彦様にガイドしていただき、22日には、室堂にて第20回記念式典を挙行致しました。
 この元服立山登拜は、大人へと成長する大切な時期に、佐伯有頼公が立山を開山された道・立山禅定の道を登拜することで、立山の歴史や自然の厳しさ、美しさを体験し、自然に対する畏敬の念を抱くことを、また、過去の山と云はれる浄土山頂では、国の為に亡くなられた戦歿英靈を祀る「軍人靈碑」を参拜して歴史を認識し、日本を守るために戦ひ亡くなられた先人を偲び祖先に感謝する心の醸成を目的に開催してゐる元服立山登拜であります。
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大拜殿に掲げる、過去の隊旗
 初日は、午前6時30分に集合、社殿に移動して結成式を齋行。参拜、御守り・はちまき・隊旗の授与を行ひ、宮司挨拶、隊長訓示、富山みらいロータリークラブと富山南ライオンズクラブの両会長より激励の言葉をいただき、多くの方々の見送りの中バスで神社を出発しました。千寿ケ原の立山駅でガイドの佐伯高男さん、佐伯知彦さんと合流、自己紹介を行つた後ケーブルで美女平まで移動、高原バスで室堂まで移動しました。
 準備体操、靴紐やリュックの点検を行ひ、浄土山へ向けて登拜が始まりました。途中大きな岩場を攀じ登りながら登頂。戦歿御英霊の祀らてゐる「軍人靈碑」にて参拜、國歌斉唱、隊長が戦前戦後の東アジアの地図を用ゐながら「軍人靈碑再建の記」を読み聞かせ、亡くなられたたくさんの方々のお蔭で今の平和があるといふこと、植民地からたくさんの国々が独立したといふことを話し、近代史の話を伝へました。
 隊友会富山支部の皆様も登頂され、隊員を励ましていただきました。昼食は家で作つていただいた弁当をいただき、一ノ越経由で室堂まで下山。
 室堂では、荷上げのために下山されます雄山神社宮司の佐伯睦麿様から、また初日のみ参加のロータリークラブ会長 村田優様から激励の言葉をいただき、初日サポートいただきました9名の会員の皆様と離れ、宿泊先の室堂山荘へ移動しました。室堂山荘では、夕食後、5月22日に富山県人として初めてエベレストに登頂されたガイドの佐伯知彦さんに、登頂までの報告と夢は叶ふといふ話をしていただき、隊員たちへ希望へ向けた大きな力を与へていただきました。
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 二日目は、室堂山荘の御主人佐伯千尋様、また昨日立山登拜をされ室堂山荘に宿泊されてゐた福井縣護國神社の宮川貴文宮司様から激励の言葉をいただき、準備体操をして出発。
 一ノ越を経由して三ノ越にある「昭和天皇御製碑」前で「立山の御歌」を奉唱、皇居を遙拜いたし、現在の山と云はれる立山本峰頂上の雄山神社峰本社まで登拜しました。
 雄山神社峰本社では、浦権禰宜様に「元服成就祈願祭」を齋行していただき、参拜後、登頂を達成した現在の喜びをかみしめ萬歳三唱を行ひました。
 この日は天候が崩れてくるとのことで雄山神社様の御厚意により社務所に荷物を置かせていただき、予定を変更して大汝山まで往復してから、昼食を取りました。
 そして予報通りに雨が降り出し、別山までの縦走を断念して雷鳥沢まで下山を開始。降り続く雨の中、痛む足を堪へながら、宿泊先の雷鳥沢ヒュッテへ到着。
 雨の中の登拜は、指先が冷たくなるほど体が冷やされ、山へ行く時は、雨具や防寒着などしつかり準備して行くといふことの重要性を自然の厳しさから教はりました。
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 三日目は、出発前に雨具を着用して、雷鳥沢ヒュッテの御主人 佐伯寿一郎様から激励の言葉をいただき、出発。
 エンマ台では佐伯知彦ガイド様から地獄禅定の話をいただき、室堂で前隊長の栂野守雄宮司と合流。
 記念式典は、雨が降り出したので立山黒部貫光様の御協力をいただき、ターミナルビルの五階をお借りして開催。隊長が式辞を申上げ、宮司が御礼の挨拶をし、富山南ライオンズクラブの村田満会長様、富山みらいロータリークラブ会長代理の戸田亨様、立山山荘協同組合理事長の佐伯千尋様、立山ガイド協会会長の佐伯高男様より祝辞をいただき、一同で昭和天皇御製の「立山の御歌」・秋篠宮皇嗣殿下御歌「立山にて」を奉唱、ご皇室の彌榮をお祈りして聖寿萬歳をいたしました。
 そしてこの日も雨の影響で予定を変更、自然保護センターを見学してからバスで天狗平へ移動、昼食を天狗平山荘でいただき、御主人の佐伯賢輔様からねぎらひの言葉をいただき、下山。
 午後3時30分、神社へ到着。終了式を行ひ、全員が無事に第20回の全行程を終了することができました。大拜殿には、過去の隊旗がすべて掲げられ、隊員の兄弟の名前などを探してゐました。
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 今回の登拜は、途中から天候が悪くなりましたので、より自然の厳しさが痛感されたのではないかと思ひます。そのやうな中、隊員たちは心ひとつに頑張りました。そして全員が無事に達成できましたことは、偏にガイド、サポーターの皆様はもとより、隊員の無事をお祈りいただきましたご家族の皆様のお蔭と、深く感謝申上げます。
 また、御協賛御後援いただいてをります富山縣護國神社崇敬会様、富山のみの市実行委員会様、富山みらいロータリークラブ様、富山南ライオンズクラブ様、立山黒部貫光株式会社様、新富観光サービス株式会社様、報道各社の皆様のお蔭をもちまして、無事に開催できましたこと、篤く御礼申上げます。ありがたうございました。

富山縣護國神社
富山県富山市磯部町1-1 TEL:076-421-6957 FAX:076-421-6965

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