富山縣護國神社
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第24回「廣德塾」のご報告(令和2年7月22日)

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 春と夏の年二回行ふ、未就学児から小中学生を対象に開催してゐる勉強会「廣德塾」を、7月19日に開催しました。「廣德塾」は、旧富山藩第六代藩主前田利與(としとも)公が創設された「廣德館」より命名し、今回で24回目を迎へ、年長から小学6年生まで12名の塾生と父兄などを含めて27名が参加しました。
 はじめに手水の儀を行ひ、社殿に移動して正式参拜を齋行、その後参集殿に移動し、講座1「宮司講話」が始まりました。
 「宮司講話」では、母親から教はつた「孝經(かうきやう)」にある、「 身體髮膚、受之父母。不敢毀傷、孝之始也。立身行道、揚名於後世、以顯父母、孝之終也。(身体髪膚、之を父母に受く。敢へて毀傷せざるは、孝の始めなり。身を立て道を行ひ、名を後世に揚げ、以つて父母を顕はすは、孝の終はりなり。)」について、学んだ思ひ出に触れながら親孝行とは何かを説明し、一同で「 身體髮膚・・・」と大きな声で素読しました。
 講座2「論語を学ばう」では、恒例の学而第一と新たに述而第七を元気な声で素読しました。とやま論語を楽しむ会代表の青木順子先生は、疑問が生じた時に今の人はインターネットで調べて、わずかな情報の一部で解つた気持ちに陥つてしまひますが、他の壁にぶつかつた時には応用などできません。だからこそ、解らないことは辞書などで調べ、自分の頭で考へることの大切さを塾生に伝へました。
 体験講座では、自然を様々な感覚で楽しむ「ネイチャーゲーム」を日本ネイチャーゲーム協会の萩原裕実先生より教はり、境内の緑陰に移動して、それぞれの生き物が住んでゐる環境に設置された生き物のカードや模型を、ヒントカードを頼りに探し出すゲームを行ひ、二人一組で協力しながら楽しみつつ、生き物の特徴や生態について学びました。そして、萩原先生からプレゼントとして、タンポポのやうに種子を風で遠くまで運ぶインドネシアの植物「アルソミトラ」を研究して作られた飛ぶ種「アルカルパ」をいただきました。
 今回は感染症の予防対策として人数を制限し、午前中のみの開催ではございましたが、元気な素読の声や楽しい笑ひ声が境内に響いてをりました。
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