富山縣護國神社
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航空自衛隊第六航空団F十五戰闘機殉難者「殉難慰靈大祭」のご報告(令和5年2月9日 )

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 1月31日午前10時より、昨年の同日に殉職された、石川県の航空自衛隊小松基地所属の自衛官、田中公司空将補・植田竜生三等空佐(ともに一階級昇任)を慰霊顕彰する「殉難慰靈大祭」が、関係者参列のもと厳かに齋行された。
 この殉難慰靈大祭は、F十五戰闘機に乗り組み極寒の中夜間飛行訓練のため飛び立つたが、その後小松沖にて墜落するといふ痛ましい事故であり、予てから御靈に対し慰靈顕彰の誠を捧げたいとの宮司の想ひにより、殉難より一年のこの日に特別に齋行された慰靈祭であります。
 齋場は大拜殿にて執り行はれ、参進着座の後、先づ一同にて國歌を齊唱。修祓に続いて、和琴による菅掻が奏される中、重々しく降靈の儀が行はれた。次に献饌、宮司が御靈をお慰めし功績を顕彰申上げる祝詞を奏上、山谷えり子・佐藤正久・野上浩太郎各参議院議員と小野瀬誉人陸上自衛隊富山駐屯地司令からの真心籠つた慰靈電文が、神前にて奉読、奉奠された。宮司玉串拜礼の後、殉職された植田竜生命の同期であり航空自衛隊第六航空団 住田竜大一等空尉が第六航空団司令の代理となり、謹みて御靈を偲ばれ玉串を捧げられた。続いて田林修一富山県遺族会長、野上浩太郎参議院議員代理、鋪田博紀富山市議会議長、自衛隊富山地方協力本部長代理、富山県隊友会長代理と会員の皆様・自衛隊富山地方協力本部友の会長・富山県青年防衛協力会長・前富山県海上自衛隊を支援する会長の各自衛隊関係者、神社総代が拜礼された。撤饌の後、更に御靈をお慰め申上げる黙祷を、宮司に合はせて捧げられ、御靈の安らかならんことを祈念申上げた。
 昇靈の儀が執り行はれ、祭典が終了となり、宮司が挨拶にて、事故後発見に至らぬ当時の状況に、岸信夫防衛大臣へ、漁業関係者を始め国民挙げて一時も早く捜索に當たつて欲しいとの手紙を送り、その数日後に発見された心境を申上げると、参列者は目頭を熱くされ、国の為に殉職された御靈は、御英靈と同等にお慰めし功績を永遠に顕彰せねばならないと、殉難慰靈大祭を齋行するに至つた経緯を話し、日毎我が国の防衛に尽くされてゐる自衛隊の方々には心より感謝を申上げたいとの言葉に、参列者一同強く頷いてをられた。
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