富山縣護國神社
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鵬雲斎千玄室大宗匠献茶式竝に森丘哲四郎命歌碑除幕式のご報告(令和5年11月9日 )

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 10月16日(月)午前10時より、海軍特別攻撃隊員であり茶道裏千家第15代・前家元の鵬雲斎千玄室大宗匠御奉仕によります献茶式が齋行され、一般社団法人茶道裏千家淡交会富山支部(新田八朗支部長)の会員や関係者、御遺族が参列される中、大宗匠お点前の濃茶・薄茶が二万八千六百八十二柱の御靈(みたま)に捧げられました。

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 そして、海軍第14期飛行予備学生の同期生であります森丘哲四郎命の辞世の歌碑「ちはやふる神の持たせる命なり砕きて守れ大君と國」(千玄室大宗匠揮毫)の除幕式が、御遺族の名和まどか様、森丘直人様、高桜美根子様、また富山市出身で千玄室大宗匠と徳島の兵舎で一緒に過ごされた眞野敏弘命の御遺族の眞野肇様と共に行はれ、大宗匠が森丘哲四郎命遺品の茶碗を模して作られた茶碗(今井淡交会富山支部副支部長所蔵)にて大宗匠が戦友に一碗を呈されました。
 歌碑は、黒部市の生家にお父様の森丘正唯様が昭和30年代に戦友の千宗室家元(当時)に揮毫を依頼して建てられ、現在は住む人がゐなくなり、御遺族の提案にて昨年の九月に神社へ移設されました。
 今回、一般社団法人茶道裏千家淡交会魚津支部六十周年にて大宗匠が来県されるに當り、大宗匠からの申し出により叶つた献茶式竝に除幕式でありました。大宗匠は挨拶にて「私だけが生き残り、斬鬼の念に堪へない。生を頂いてゐる以上、皆さんを慰めたい」「今年は学徒出陣から八十年の大変意義のある年だ」と話され、その後、森丘哲四郎命と眞野敏弘命の御遺族に、お二方との思ひ出をつい先日まで一緒であつたかの如く、嬉しさうに話をされてをられました。
 参列者一同、四月で百歳をお迎へになられた大宗匠から逆に元気を頂き、特攻隊員精神の凄さがひしひしと感じられる献茶式でございました。
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 御関係の皆様に深く感謝申上げ、ご報告申上げます。ありがたうございました。

富山縣護國神社
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