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平成24年 3月 29日
第七回「廣徳塾」のご報告(平成24年3月30日)
3月25日(日)午前11時から、第七回「廣徳塾」を開催しました。
始めに祈祷殿にて正式参拜を齋行、そして参集殿に移動し、講座①として宮司が挨拶竝に講話を行ひました。講話では、日本國憲法・皇室典範に記載されている「皇位の継承」について話し、参加者に解りやすく皇統を護持することの重要性を伝へました。
次に、体験講座として「おむすび作り」を行ひました。おにぎりとおむすびの違ひやお米の命をいただいていることに感謝の気持ちを込めてむすぶこと、道具や材料を順番に使ふ時の受け答への言葉をはっきり言ふことなどを学び、「お先に」や「ありがたうございます」の言葉が、次第に大きな声で言へるやうになりました。
次に、講座②では「とやま論語を楽しむ会」の青木順子先生から「論語」を学びました。今回は「友」について学び、友達に対してどのやうに接しなければならないか、またどのやうな友達を選ばなければならないか、李氏第十六などを素読しながら学び、論語を上句と下句に分けた「論語かるた」で、今までに習つた論語の復習をしました。
休憩をはさみ、講座③では、ソプラノ歌手であり巫女の松村美里さんから日本の歌、唱歌を学びました。唱歌は、「春が来た」「蛍の光」の2曲について歌詞の説明を聞きながら唄ひました。歌詞の内容や時代背景の説明は、大人にとりましても興味深く、特に「蛍の光」の歌詞は、戰後を境に歌はれなくなった三番、四番が、「遠く離れていても國を思ふ真心は隔てなく皆同じ思ひである」「妻が、辺境の地で國防に尽くされる主人が無事に務めを果たされることをひたすら祈つてゐる」といふ歌詞であることをあらためて認識し、参加した父兄や崇敬会員にも大きな感動を与へてをりました。
また今回より、湯島大聖堂による「漢文検定」(論語初級編)が昼食後に行はれ、希望者は皆、見事に合格しました。おめでたうございます。
次回は夏休みに開催致します。たくさんの参加をお待ちしてをります。