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令和7年 4月 19日
第33回「廣德塾」の御報告
3月25日(火)、晴天なれど黄砂により霞がかつた天候の中、第33回「廣徳塾」を開催いたしました。
今回は年長~中学2年生の塾生14名と父兄5名の19名が参加しました。
先づ社殿にて、新学期に向けて学業成就祈願祭を斎行。学力の向上と登下校の安全等を祈願いたしました。次に参集殿に移動し、講座が始まりました。
講座1「宮司講話」では、「天壽」といふ宮司が書かれた本を配り、その前書きに書かれた元服立山登拜について話し、登拜に参加する事により、共同生活を通して同じ釜の飯を食べ、切磋琢磨しながら共に力を合はして過ごす経験が、とても大切であるといふことを伝へました。
講座2「論語を学ばう」では、「とやま論語を楽しむ会」の青木順子先生より、住まいの千葉県からオンラインで授業をしていただきました。学而第一を素読した後、里仁第四の七「人の過や各々其の黨に於いてす。過ちを観て斯に仁を知る」について学び、人が間違へた行ひをした時、周りの人が間違へた人にどの様な一言を伝へているか見てください。その言葉こそ、その人の本当の思ひやりや優しさを知ることができるのです。仁とは、人と関はることにより、自身の学びにつながる、といふことを学びました。
講座3では「ネイチャーゲームで遊ばう」では、富山県シェアリングネイチャー協会の萩原裕美先生と庄田賀世子先生から、「しぜんの大好きだいじさがし」として、境内の落ち葉や花びらを拾ひ集め、触つたり匂いを嗅いだりしながら観察し、先生から葉や花の自然の中での役割について学び、自然の大切さを知ることができました。
体験講座では、「おむすび作り」を教はり、自身で握つたおむすびを美味しくみんなでいただきました。
そして修了式を行ひ、解散となりました。桜が満開になる頃には新学期を迎へ、元気な姿で登校される事を願つてをります。