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令和7年 8月 13日
富山大空襲八十年戰災殉難者慰霊大祭竝に伊佐雄志神社例大祭のご報告
昭和20年8月1日深夜から2日未明にかけて、米軍B29爆撃機による大空襲をうけ、富山市は火の海と化し、戰火に巻込まれた多くの無辜(罪のない人々)の市民約2,700人が殉難死されました。このことは、80年を経た今日においても、決して風化させることなく次世代へと語り継ぎ、犠牲になられました数多の御靈に市民挙げて慰靈の誠を捧げなくてはなりません。
富山大空襲より80年を迎へた8月1日(金)午後四時、空襲で殉難死された御靈をお祀りする伊佐雄志神社にて、「富山大空襲八十年戰災殉難者慰霊大祭竝に伊佐雄志神社例大祭」を齋行申上げ、空襲で亡くなられた御靈をお慰めしやうと、大勢の御遺族や崇敬会員、県民の皆様にご参列頂きました。
富山市内の宮司様方が多数ご奉仕のもと、祭典では祝詞奏上ののち、宮司が燃え盛る炎の中で亡くなられた御靈に故郷の水を捧げる「献水の儀」を行ひました。玉串拜禮では、崇敬総代副会長 田林修一様、富山市長 藤井裕久様、富山市遺族会長 町村進様、富山県議会議長 武田慎一様、参列者を代表して戰災御遺族 村井孝様・津川淳様が拜禮されました。そして「立山の御歌」を参列者一同で聲高らかに奉唱致しました。祭典終了にあたり、宮司が挨拶を述べ、そして富山市長様より御挨拶を賜りました。
宮司以下齋員退下の後、御参列の皆様にも献水の儀を行っていただき、空襲で亡くなられた方々をお偲び申上げました。
午後7時40分からの第77回北日本新聞納涼花火大会の冒頭には、富山市民感謝と誓ひのつどひ實行委員会による白一色の花火に次いで、當神社奉納により、伝統的な製法で作られる「和火(わび)」と呼ばれる慰靈の花火を打ち上げました。
花火の後も、たくさんの方に伊佐雄志神社にて献水の儀を行っていただき、御霊をお慰め頂きました。