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令和7年 8月 24日
大東亜戰爭八十周年奉幣大祭竝に終戰記念祭の御報告
本年、大東亜戰爭終戰八十周年に當り、畏くも天皇陛下におかせられましては、特別の思し召しを以つて、靖國神社及び旧内務省指定の護國神社五十二社に御幣帛を御下賜遊ばされました。當社では八月十五日、終戰の日にあはせ、「大東亜戰爭終戰八十周年奉幣大祭竝に終戰記念祭」を齋行致しました。
祭典では、奉幣使を富山県神社庁主事・小矢部市水島の水島神明宮宮司長谷川宏幸様に、御唐櫃所役を富山県神道青年会の方々に、また雅楽の奉奏を高岡市福岡町の洋遊会様に御奉仕いただきました。
先づ修祓の儀に続き、一同声高らかに國歌を齊唱。気持ちが一つとなつた盛大な國歌斉唱が境内に響き渡りました。宮司祝詞奏上の後には、奉幣使の先導により御唐櫃が社殿へ参向。参列者一同起立平伏にて御唐櫃をお迎へ致しました。そして、奉幣使が御幣帛を仮案に奉安ののち、名誉禰宜が受けいただき大床に祗候する宮司に伝供し、宮司より御本殿本案へ恭しく奉献されました。
その後、日本武道館で行はれる全國戰歿者追悼式に行幸啓遊ばされる天皇皇后両陛下に御倣ひ奉り、正午ちょうどに全戰歿英靈に黙祷を捧げました。
次に、宮司の玉串拜禮に続き、崇敬総代副会長 高田順一様、富山市遺族会長 町村進様、富山県神社庁長 藤井秀嗣、富山県議会議員 中川忠昭様、富山市議会議員 髙田真里様、富山市議会議員 大島満様が拜禮し、最後に参列者代表として富山市遺族会女性部長 川上淑子様にあはせ一同拜禮。
尚、県主催の追悼式後には、富山県知事である當神社総代会長 新田八朗様、参議院議員 野上浩太郎様、参議院議員 柴田巧様、富山県議会議員 尾山謙二郎様、大井陽司様、光澤智樹様等多数の参拜がありました。
當神社では、終戰より十年毎の節目には、厳粛に終戰記念祭をはじめとした様々な記念事業を行つてきてゐますが、その変遷を見てきた宮司によると、この終戰八十周年は、まぎれもなく参拜者の意識が今までとは違ふといふ。年々、御遺族は少なくなることは当然ながらも、また新しい世代が、「大東亜戰爭」とはどのやうな戰爭であつたのか、英靈は何の為に戰つたのか、本当の歴史を知らうとする世代が増えてきてゐると実感してゐます。
実際、終戰の日には、祭典に御参列いただいた方々をはじめ、御遺族、家族連れ、未来を担ふ子どもたちと、幅広い世代の方々が一日を通してたくさんお参りに来られました。大切な節目の年、さういつた篤志による参拜者が増えてゐるこの機会に、當神社としてはより一層、神社の役割である神明奉仕を通し、天皇陛下の大御心と、國を守らうと戰つた英靈の精神を広く伝へてゆく覚悟であります。
さらに来る終戰九十周年、そして百年の未来に向けて、ウォーギルトインフォメーションプログラムにより植ゑ付けさせられた自虐史観を捨てさり、未来を担ふ次の世代が謝罪の宿命を負ふことがない様に、今一度、確かなる歴史認識を伝へてゆくことが、全戰歿英靈の慰靈顕彰になるものと信じてやみません。